数年前、ある金融機関さんのご紹介で70代のご婦人とお会いしました。
どうやらその方はビルを買いたいとのことで、
何か良いものはないかとのご相談。
しかも、わりと焦っているとのこと。
詳しくお話をお聞きしました。
なぜビルが欲しいのか・・・それで何を実現したいのか。
今現在、自宅兼ビルに住んでいるのだが、子どもが二人いるので、
二人の子に平等に資産を残すためにもう一棟ビルを買って、
一人に一棟ずつビルを相続したいとのこと。
とても深い母の愛を感じました。
さらに突っ込んでお話を聞くと、金融資産(預貯金)の
ほぼすべてを使ってビルを買おうという計画のようです。
いろんな不動産会社に問い合わせをしていて、多方面から営業を受けているので
何が良いかわからなくなっちゃった・・・とのこと。
私は、〇〇さん、手持ちのお金を全部使っちゃったら、
例えば認知症や体が悪くなった時に有料老人ホームなどに入る
お金が無くなっちゃいますよ。
そうなると、結果的に二人のお子さんに負担をかけることになる。
それに『キャッシュが薄く不動産が多く』の状態で相続が発生すると、
相続人である子二人は予期せぬ相続税の納付義務が発生し、
困り果てることになるのは目に見えています。
まずは税理士さんに頼んで、きちんと、相続税の試算をしましょう。
そして何より、ご自身が90歳くらいまでは不自由なく暮らせるためには
いくら必要なのかきちんと計算しましょう。
その上で、使わなそうなお金を不動産に回しましょう。
そんな話をしていると、そのご婦人は涙を流して
『私、今まで、亡き夫が築いてくれた資産のおかげで
お金の心配をすることがなくここまで来たので、何も考えてなかった・・・
あまりにも無知で、このままいったら大変なことになっていたなと今気づきました。
不動産の営業マンさんと何人かお話ししましたが、私の余生と子供たちのことまで
考えて提案してくれたのはあなただけでした。
ほぼすべての営業マンは、次々と予算の物件情報をただ提供して
営業してくるだけでした。あなたと知り合えて本当に良かった。』と。
母の 子に対する思いが 無駄や仇にならなくて良かったです。
やり方を間違えると思いが遂げられないばかりか、遺恨を残すことにつながります。
相続の対策は、あなたが元気なうちしかできません。
ぜひ、間違えのない対策をなさってください。
ご相談はいつでもお受けします。
不動産ドクター 鈴木豪一郎
*バックナンバーはこちらから
https://www.tokiwa-r.co.jp/chintaikanriblog/
——————————————————————————————
何かお困りのことがあれば、遠慮なくご相談下さい。
賃貸経営にお困りの大家さん、
今すぐお電話を!03-6410-3666
☆「空室」でお困りの方はこちら
https://www.tokiwa-r.co.jp/owner/full.php
☆「賃貸管理」にお悩みの方はこちら
https://www.tokiwa-r.co.jp/owner/
□□□□□ http://www.tokiwa-r.co.jp/ □□□□□
【不動産クリニック】
株式会社常盤不動産
東京都大田区池上3-39-12 常盤ビル4F
TEL 03-6410-3666
FAX 03-6410-3631
【不動産クリニック】【不動産ドクター】は
株式会社常盤不動産の登録商標です
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□